財団法人への転職は正解? 楽で残業が無いって本当!? 経験者がご紹介します!

※2021年1月5日更新
転職を検討するにあたって、何に優先順位を置くかは人それぞれですが、給与、仕事のやりがいなどに加え、ワークライフバランスを重視する方も多いのではないでしょうか?
残業を無くそう!というスローガンのもとに、多くの企業が日々努力していますが、やはりまだまだ日本の一般企業の残業時間は世界トップクラスに多く、ワークライフバランスが悪い企業も多いです。
ワークライフバランスが良く、残業も少ない勤め先というと、真っ先に公務員が出てくると思いますが、年齢制限もあり、また筆記試験の倍率も非常に高いので、なかなか就職や転職は難しいというのが本当のところです。
それでは、財団法人などの準公務員的な公益法人はどうでしょうか?何となく、残業が少なめで、ワークライフバランスが良さそうな感じがしませんか?
そこで今回は、財団法人への転職を検討している皆さんのご参考になるように、医療系の財団法人で22歳の時から3年間働いていた私の経験から、財団法人の仕事の実態をご紹介していきます!
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▼目次
そもそも財団法人や社団法人って何? 株式会社とどう違うの?
詳しい説明はググればいくらでも出てきますので割愛しますが、ざっくりと財団法人、社団法人、株式会社の違いをご紹介していきます。
まず、この説明にあたり、2008年12月1日に施行された「公益法人制度改革3法」に触れる必要があります。この法改正前までは、財団法人、社団法人の設立の主な目的は、「公益」とされていましたが、この法改正後に、財団法人、社団法人ともに「公益」を目的として設立しなくても良くなりました。
今まで通り、公益を目的とする場合は、それぞれ、「公益財団法人」「公益社団法人」となり、そうでない場合は、「一般財団法人」「一般社団法人」となります。この公益と一般の違いにより、税制度や、設立の申請方法が違います。一般的には、公益が頭に付く方が、設立のハードルが高いとされています。
財団法人は、財産を法人化することで設立され、社団法人は、構成員を法人化することで設立されます。
ただ、いずれにしても、そもそも公益を目的として設立された団体が多いため、利益追求型の株式会社と比べると、比較的ゆるい雰囲気があります。
医療系の財団法人の仕事内容は株式会社と比べてどうだったか?
私は医療系の財団法人で働いた後に、日系の大手商社へ転職し、現在は外資系の商社で働いています。そのため、客観的に財団法人の仕事内容を評価することが出来ると思います!
まず、医療系の財団法人でどういう仕事をしていたかですが、人間ドックや健康診断の営業をしていました。顧客はほとんど法人で「来年もウチで健康診断受けて下さいね〜」と営業に回ったり「来週の水曜日に人間ドックなんで、朝10時に来院して下さいね〜」とスケジュール調整をしたり、そんな感じです。
何が言いたいかというと、ぶっちゃけクソ楽でした笑
当時は、まだ若く社会人経験も浅かったので「俺めちゃ仕事できるやん?」的なことを思っていましたが、利益を追求しなければならない株式会社の営業と比べると、マジで楽です。
何が一番楽かというと、数字のプレッシャーがないところです。
先にご紹介したように、財団法人は公益を目的として設立されることが多いので、やはり公務員的なノリなんですね。
研修などで、他の医療系の財団法人の方ともよく話していましたが、どこも似たような感じで、ゆるくて穏やかな雰囲気の方が多かったです。
医療系の財団法人の給料は株式会社と比べてどうだったか?
結論からいきましょう。給料は安かったです。
当たり前といえば、当たり前だと思います。楽ですから。
22歳〜25歳まで働いていましたが、昇給は毎年1万円で、最後の年にやっと月給20万円台に乗ったくらいです。ボーナスは、年間3〜4ヶ月くらいでした。
ただ、残業代は全て支給されました。人間ドックや健康診断は、4月、9月に受診する方が多く、繁忙期になるので、その時期はそこそこ稼げたかな?という感じです。
財団法人で働くメリット、デメリットは?
仕事内容や給料は、先にご紹介したような感じでした。
それでは、財団法人で働くメリット、デメリットは何でしょうか?
まずメリットですが、楽でプレッシャーが無いことです。ワークライフバランスを重視していて、そこまでお金が必要無い方にとっては、理想的な職場と言えます。
実際、当時の同僚や上司も、家族との時間や趣味を大切にしている方が多かったです。ちなみに、私はリクナビNEXTを使って、この財団法人の求人を見つけました。やはり日本一大きい転職サイトですので、財団法人への転職を狙う場合は、必ず登録しておくべきです。
また日本最大手の転職エージェント、リクルートエージェントにも一般には公開されていない優良財団法人の求人が多くありましたので、登録しておきましょう。
あなたがもし第二新卒や20代の若者なら、ハタラクティブが強いので、こちらも登録しておくべきでしょう。
次にデメリットですが、給料が低いことと、転職したくなった場合につぶしがききづらいことです。給料は仕方ないとしても、もし働いていた財団法人が無くなったりして、転職をせざるをえない場合に、株式会社でバリバリ働いていた方と比べると、どうしてもスキル面で劣りがちになります。
私の場合は、運良く第二新卒枠で株式会社へ転職できましたが、正直、書類の通過率はあまり良くなかったです。
どうしても、株式会社の面接官は「財団法人ねぇ。。君、株式会社で通用するの?」というような目で見てくるんですよね。若さがあればそこは打破出来ますが、おそらく30歳を過ぎて財団法人のキャリアのみになってしまうと、株式会社への転職は厳しいのでは?と思います。
ですので、財団法人への就職を考えるなら、終身雇用を狙い、事業に安定性があるかをしっかりと調べてから入社すべきです。
ホームページからの情報はもちろん、社員口コミサイトのキャリコネもチェックしておきましょう。面接では若干聞きにくい、リアルな社員の声を公開してくれていますので、冷静に下調べができますよ!
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まとめ
今回の記事「財団法人への転職は正解? 楽で残業が無いって本当!? 経験者がご紹介します!」は、いかがでしたでしょうか?
ポイントを振り返りながら、以下にまとめます。
・医療系の財団法人の仕事内容は株式会社と比べてどうだったか?
→一言でいえば、楽です。
・医療系の財団法人の給料は株式会社と比べてどうだったか?
→はっきり言えば、安いです。
・財団法人で働くメリット、デメリットは?
→メリット:ワークライフバランスが良い。お金をそこまで求めず、一生転職しなくて良いなら、理想的な職場。
→デメリット:給料が低い。スキルがつきづらく、転職に不利
・財団法人の仕事を探すには?
→オススメ転職サイト:リクナビNEXT
→オススメ転職エージェント:リクルートエージェント
→あなたが第二新卒・20代の若者なら:ハタラクティブ
・キャリコネで口コミチェックも忘れずに!
今回の記事が、財団法人への転職を検討している皆さんのご参考になれば、とても嬉しく思います!
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