未経験での転職は「志望動機」をどう伝えるかが内定のカギ!

1つの会社で定年まで勤め上げるという価値観が崩れ始め、転職が一般的な世の中になりました。
その中で、未経験の職種や業種へチャレンジする転職も増えてきているかと思います。
そこで、気になるのが、志望動機の伝え方です。
同じ職種・業種への転職であれば簡単に志望動機を考えられるかと思いますが、未経験の転職となると、なかなか志望動機を考えるのが難しいものです。
今回は、20代で4回、全て未経験の業種へ転職を成功させた私の体験をシェアしていきますので、ぜひ未経験の転職を検討されている方は、志望動機の伝え方を考えるにあたり、参考にしてみて下さい!
未経験の職種・業種への転職成功率はどのくらい?
ご存知の方も多いかと思いますが、まず職種・業種の説明をします。
職種とは営業職、人事職、経理職などの仕事の種類のことです。
業種とは、製造業、小売業、建設業など、事業の種類のことです。
それでは、気になる未経験の職種・業種への転職成功率をみていきましょう!
「DODAの調査」によれば…
未経験の職種への転職成功率は30%前後
未経験の業種への転職成功率は50%前後
というのが実際の状況のようです。
どう思いますか?
私は、転職者に非常に有利な状況だと思います。
言い換えれば、未経験の業種への転職は2人に1人が成功し、未経験の職種への転職は3人に1人が成功するということです。
しっかりした社会人としてのスキルを持っていて、そのスキルを転職先でどのように使えるかをアピール出来れば、十分に未経験の転職を成功させるチャンスがあるということです。
しかし、転職先の面接を通過するためには、志望動機がロジカルであることが必要不可決です。
それでは、20代で4回、全て未経験の業種への転職を成功させた私が面接で伝えた志望動機をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
第二新卒で、未経験の転職をする時の志望動機の伝え方
私は25歳の時に、第二新卒で医療系の財団法人から日系大手企業の商社へ転職を成功させました。具体的には豊田通商の子会社の商社です。
このような場合の志望動機の伝え方のポイントは、以下3つのステップを踏んでアピールすることです。
- 社会人としての基礎力がついたことをアピール
- 自分が工夫して成し遂げた仕事の実績を具体的にアピール
- 前職で得た経験を未経験の転職先で生かせることをアピール
具体的に例文として示します。
私は、学校を卒業してから3年間、○○という会社で働いて参りました。まだまだ学ぶべきことは数多くありますが、ビジネスマナーや、仕事の一連の進め方など、社会人としての基礎力をしっかりと勉強させて頂きました。(1をアピール)
短い経験の中ではありましたが、××会社への売上を、担当3年目である今年、2倍にすることに成功しました。その要因は、会社負担ではなく、自費負担による血液検査追加の提案を始めたことにあります。最初は上司に反対されましたが、プラス1,000円で自分が知りたい結果を知ることが出来る血液検査追加は必ず需要があると信じ、上司を説得して提案にこぎつけました。今では私のこの成功例をモデルケースに、他の取引先にも提案するようになり、血液検査の総合売上が、1.3倍になりました。(2をアピール)
私は、マーケットを掘り下げることと、そのマーケットに対して具体的に提案をしていくことが得意です。御社に入っても、必ずその経験を生かせると思います。具体的には…(3をアピール)
というような感じです。
3は、1&2と関連性を持たせるように、しっかりと自分の経験が転職先で生かせることをロジカルに説明しましょう。
このロジックは自分で転職先の業務内容や募集要項をよく読み、非の打ち所がないレベルまで作り込んでいきましょう。
全く違う職種・業種への転職をする時の志望動機の伝え方
27歳で、上記の豊田通商の子会社の営業職から、外資系不動産会社の営業職へ転職しました。外資系不動産会社の営業職は、営業職といっても新規営業から、既存顧客とのリレーション維持などプロパティマネジメント的な仕事も含まれていましたので、未経験の職種・業種への転職と言っていいかと思います。
未経験の職種・業種への転職を検討されている方は、以下の例文を参考にしてみて下さい。
前職では25歳から27歳までの3年間、豊田通商の子会社の商社で、営業職として働いて参りました。
トヨタグループの基礎である、「現地・現物・現実」を徹底的に教え込まれ、製造業の本質をしっかりと勉強することが出来ました。
27歳の時には、地方拠点への転勤も経験させて頂き、幅広い業務を担当させて頂きました。
今回、御社を志望した理由は、3つあります。
1つ目は、自分の結果を給与としてしっかり評価して頂けるからです。前職で私は3年連続で業績評価Sを取りました。しかし、給与は評価Bの同期と年収で10万円しか変わりませんでした。その点御社は、しっかりと月ベースの歩合給で給与に反映されるということですので、ぜひ、私の営業力を生かして高い給与を得たいと考えています。
2つ目は、英語力を強化したいからです。グローバルに展開されている御社に入り、よりビジネスマンとしてのスキルを上げていきたいと考えています。
3つ目はマネジメント力を強化したいからです。今回ポジションはすぐに部下を持てると伺っております。前職では、どんなには早く出世しても40代にならないと部下を持てません。そのような年功序列の社会を飛び出して、早く大きな仕事を手がけたいと考えています。
以上です。
私は、外資系へのチャレンジということもあり、今でいう「意識高い系」を演じて志望動機を作り込みました。
実際は、この後なぜ自動車業界の商社での営業が不動産会社で通用すると思うのか?等、細かい質問を数多く受けましたが、そこはすべて事前にロジックを用意しておいたので、問題ありませんでした。
第二新卒の時は、社会人としての基礎、やる気、若さという実績に関係ない部分も多分に評価対象になりますが、それ以外の場合で未経験の転職に挑戦する時は、定量的な実績が全てです。そしてその実績がなぜ転職先に通用すると思うのかというロジックが超重要です。
その実績とロジックが強ければ、必ず未経験の転職は成功します。
どうしても、自分自身で志望動機のロジックが考えられない方は、転職エージェントに相談してみるのもアリです。
多くの転職エージェントサービスがありますが、私の経験上、パソナキャリアのキャリアコンサルタントは、非常に親切に相談に乗ってくれました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
長くなりましたので、まとめると…
・未経験の職種・業種への転職成功率は十分高いので、臆することなかれ!
→未経験職種:30% 未経験業種:50%
・第二新卒で、未経験の転職をする時の志望動機の伝え方は?
→以下の黄金の3ステップで志望動機をロジカルに!
- 社会人としての基礎力がついたことをアピール
- 自分が工夫して成し遂げた仕事の実績を具体的にアピール
- 前職で得た経験を未経験の転職先で生かせることをアピール
・全く違う職種・業種への転職をする時の志望動機の伝え方
→前職の定量的な実績と、その実績が転職先で生かせるロジックが超重要!
今回の記事が、未経験の転職を検討されている皆様の、「志望動機」を考えるきっかけになれば幸いです!
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