子会社への転職は正解!? 向いている人と向いていない人の特徴!

※2020年3月16日更新
転職で大企業を狙う方はいつの時代も多いですが、ハードルが高いのもまた事実。
そんな中で、トヨタ○○、NTT○○、三菱○○など、大企業の子会社への転職を検討する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
子会社は一般的に、親会社と業務内容が被っていたり、福利厚生も親会社に準じていたりしますので、独立系の中小企業より条件が良い場合が多いです。
そこで今回は、豊田通商の子会社の商社で3年間働いていた私の経験から、子会社への転職に向いている人と向いていない人の特徴をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!(5分で読めます)
日本に子会社はいくつある? 割合はどのくらい?
「日本経済新聞の調査」によれば、2011年度末の連結子会社数は46,314社です。
日本の会社の全体数は400万社前後ですので、約1%が子会社ということになります。
また、少し違った視点から子会社の割合を見ていくと面白いことが分かります。
「東洋経済オンラインの調査」によれば、2015年の東証一部上場企業の平均連結子会社数は20社です。
また、「2015年末の上場企業数」は1,934社です。
上場企業=大企業と考えて差し支えないかと思いますので、大企業の子会社数は1,934社×20社で38,680社です。
先ほどご紹介した日本全体の連結子会社数は46,314社ですので、子会社の中で実に84%が大企業の子会社ということになります。
前置きが長くなりましたが、子会社の割合について、以下のことが言えます。
・子会社の数は日本の会社全体の約1%
・子会社の84%が大企業の子会社
少数派=ハードルが高い=勝ち組とするのであれば、子会社勤務は十分に勝ち組かもしれませんね。
また、ほとんどの子会社が、いわゆる大手企業の資本が入っているということが分かりました。
つまり、安定しているということですね。
日本における子会社の状況をお分かり頂けたかと思いますので、早速、豊田通商の子会社の商社で働いていた私の経験から、子会社への転職に向いている人、向いていない人の特徴をそれぞれご紹介していきます!
こんなアナタは、子会社への転職に今すぐ応募!
・プライドが高くない
・高収入の激務より、そこそこの収入で穏やかな仕事が良い
・前職でブラック企業を経験している
以上が、子会社への転職に向いている人のタイプです。
私もそうでしたが、子会社を辞めてしまう理由は、親会社とほぼ同じ仕事なのに給料が子会社社員の方が低いことに嫌気がさすパターンか、親会社社員の上から感に、耐えられなくなるパターンが多いです。
正直、今考えれば、そこそこ給料も良く(27歳で500万円)、仕事もマッタリで、さらにトヨタ自動車がつぶれない限り、絶対につぶれることがないという抜群の安定感を持った子会社でしたので、何で辞めたんだろう?とふと思うこともあります笑。
余談ですが、今私は外資系の半導体商社で働いており、29歳で年収は700万円ですが、世界中に支社があるので、一日中、300通以上のメールが来ます。現在23時半ですが、今もカナダから長いメールが来ました。。トホホ笑。
一方で、親会社からの干渉や、不公平な年功序列はない実力主義の世界ですので、それはそれで良いんですけどね。
話がそれてしまいました。
話を戻して、私が強く子会社への転職をオススメしたい人は、前職がブラック企業の人です。
以前に、「子会社は親会社に勝てない? 給与&仕事内容 ガチンコ比較!」という記事でもご紹介しましたが、私が働いていた子会社で最も成功していた先輩は、前職が先物取引の営業だった人でした。
その先輩いわく、前職では…
・上司に3時間罵倒され続ける
・毎日200件以上のテレアポ
・高齢者を騙して商品を売りつける
というハンパじゃない業務が日常茶飯事だったとのことでしたので、私が退職の相談をした時に、
「桜井、何で辞めるの?もったいな〜。ぼちぼち働けば?待遇最高じゃん?」
と、心から驚かれ、引き止められました。
確かに、私もブラック企業を経験していたら、もしかしたら辞めていなかったかもしれませんね。
ご参考までに、私はこのトヨタ系列商社の子会社へ、医療系の財団法人の営業から、パソナキャリアを利用して転職しました。私の同期は、リクルートエージェントを利用している人が多かったです。
やはりトヨタグループや財閥系(三菱・住友)などの大手子会社への転職は、転職サービスもリクルートやパソナなどの大手を利用した方が、抜け漏れなく多くの求人情報を取れるので、今までのキャリアに自信がある人には、上記2社への登録をおすすめします。
一方で、第二新卒などキャリアが少し浅い状態で子会社への転職を狙う人は、ハタラクティブが断然オススメです。
というのも大手の転職エージェントは、勤務期間が短かったり、スキル不足と判断されてしまった場合、「サポート不可」ということで、登録出来ないことがあるからです。しかし、ハタラクティブは違います。
「第二新卒やキャリア不足の若者の正社員就職を全力で支援する!」という明確なビジョンを持っていますので、足切りなどなく、どなたでも安心して登録・利用することが出来ます。このハタラクティブの就職支援サービスは、2013年に厚生労働省からの認定を受けており、今の若者のキャリアについて、非常に真剣に考えて事業を行っています。
また、担当者が実際に何度も足を運んだ企業の案件のみを取り扱うので、希望としっかりマッチングした求人紹介が出来ることも強みとなっています。
個人的な話になりますが、私の弟は2017年に新卒で入社した物流会社を2ヶ月で辞めてしまいましたが、このハタラクティブを利用して、大手化学メーカー子会社(住友系)への転職を成功させました。
実家に帰って彼に会うと、「リョウ君なんで子会社辞めたの?定時で帰れるし、仕事のスケールでかいし、俺めっちゃ楽しいわ!」といつも言われます。「余計なお世話だわ!(名古屋弁)」と答えますが、毎日が非常に充実しているみたいで、兄貴としてはとても嬉しいですね。
さて、それでは次に、子会社への転職に向いていない人の特徴をご紹介していきます!
こんなアナタは、子会社への転職を今すぐストップ!
・プライドが高い
・仕事の評価を給料や昇格で正当に受けたい
・学生時代も前職も挫折知らず(だと思い込んでいる人も含む笑)
子会社への転職に向いていない人の特徴は、自分のことを書けば良いので、楽です笑
まず、プライドが高い方は、子会社への転職は辞めておきましょう。
なぜなら、確実に自分より仕事の出来ない親会社社員に耐えられなくなるからです。
誰に気を遣わなければいけない訳でもないのでハッキリと言いますが、子会社に出向してくるような親会社の社員は、間違いなく「使えない人」が多いです。
また、親会社の若手社員の多くも、「現場を経験させる」という大義名分の元に、子会社へ数年出向してきます。
つまり、子会社に出向している親会社社員の多くは、「使えないおっさん」か、「新卒の調子に乗った高学歴」です。(言い過ぎかな…笑)
このような人が全てではありませんが、私の経験上、80%以上です。
「使えないおっさん」の方は、何かと威張っています。
「子会社のくせに」的なことを平気で言う人もいます。正直言って、最悪です。
「新卒の調子に乗った高学歴」も「あ〜あ、出向かよ。半沢直樹じゃねえんだからさ〜www」的なことを影で言っています。
そして悲しいことに、彼ら親会社の社員より、子会社の社員は確実に給料は低いです。
「入り口が違うから…」と割り切れる人や、前述のように前職があまりにも黒すぎる人は気にならないかもしれませんが…。
特に、私が子会社への転職を強く止めたいタイプは、学生時代や前職で挫折知らず(だと思い込んでいる人も含む)の人たちです。
そのような人は、自分が仕事が出来て、親会社社員が出来ないのに、彼らの方が給料もステータスも高いことに、確実に耐えられなくなります。
もう一度言いますが、確実に耐えられなくなります。
新卒で、そこそこの大学卒で、親会社に受からなかったから子会社に来る人が多くいます。
私のいた豊田通商の子会社にも多くいました。
挫折知らず系は、全員辞めました。
なぜなら、俺は(私は)、他の会社ならもっと出来る!
と思ってしまうからに他なりません。
結果的に、外資系企業やベンチャー企業などの実力主義の会社に転職して成功すれば、それはそれでもちろん正しく、素晴らしいことなんですけどね!
まとめ
「子会社への転職は正解!? 向いている人と向いていない人の特徴!」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
長くなりましたので、まとめると…
【日本に子会社はいくつある? 割合はどのくらい?】
・子会社の数は日本の会社全体の約1%
・子会社の84%が大企業の子会社
【こんなアナタは、子会社への転職に今すぐ応募!】
・プライドが高くない
・高収入の激務より、そこそこの収入で穏やかな仕事が良い
・前職でブラック企業を経験している
→文中でもご紹介しましたが、子会社への転職を検討されている場合は、以下の転職エージェントが非常におすすめです。現在の転職求人倍率は2.6倍と今までにないほど高く、超売り手市場なので、この機会を逃さないようマターリホワイト子会社の内定をつかみ取りましょう!
パソナキャリア(私自身が利用して、トヨタグループ子会社への転職に成功!)
リクルートエージェント(大手子会社の求人が圧倒的に多い!)
ハタラクティブ(第二新卒・キャリアが浅い20代の子会社求人に強い!)
【こんなアナタは、子会社への転職を今すぐストップ】
・プライドが高い
・仕事の評価を給料や昇格で正当に受けたい
・学生時代も前職も挫折知らず(だと思い込んでいる人も含む笑)
以下も子会社関連の記事ですので、子会社への就職・転職にご興味がある方はぜひ読んでみて下さいね!
子会社は勝ち組!? 子会社で働くリアルなメリット・デメリット
今回の記事が、子会社への転職を検討している皆さんの参考になればとても嬉しいです!
それでは転職活動で幸せをつかめるよう、頑張っていきましょう!
人気記事ランキング!↓
1位:第二新卒で大企業へ転職成功した私がおすすめする、転職エージェント&転職サイト!
2位:東京で就職するメリットとデメリット! 地方出身で東京勤務の私が全力で考えてみた!
3位:転職の書類選考で落ちる20代必見!「即面接」で正社員を目指す方法!
4位:外資系商社マンがおすすめする、「外資系に強い転職エージェントランキング」トップ3!
5位:ハタラクティブ徹底取材!「フリーター・既卒の就職支援No.1」の理由!
この記事へのコメントはありません。