転職すべき会社を見極める3つのポイント! 外資系最年少マネージャーが教えます!

こんにちは。アラサー外資系商社マンの桜井です!
最近日本の会社でも、転職が一般的になってきました。転職しながらキャリアアップしていくことは、自分の市場価値を高める上で非常に有効な手段です。
私自身、トヨタグループの大手商社から、27歳で外資系の商社へ転職しました。安定した大企業から転職を決意するにはそれなりに勇気がいりましたが、転職後29歳でマネージャーに昇進し、部下を持つことができ、年収も大幅に上がったので、結果的に転職大成功です。つまり私は転職すべき会社をうまく見極めることが出来たと言えます。
そこで今回は、「転職して自分の力を他の会社で試してみたい!だけど、実際行動に移しても大丈夫かな、少し怖いなぁ。。」と悩んでいるあなたに向けて、私が考える「転職すべき会社を見極める3つのポイント」をご紹介していきます!
▼目次
転職すべき会社の見極めポイント①:無駄な決裁や稟議が多く全てがスロー
毎日あなたが働いていて「この決裁プロセスや稟議は本当に無駄だ!」と苛立つことが多いならば、今すぐ転職すべきです。
今の時代は、世界中がインターネットで繋がっており、例えばアメリカ大統領選挙の結果も、日本にいながらにしてリアルタイムで知ることが出来ます。
また、アマゾンや楽天などのECサイトが大成功している理由は、ワンクリックで買い物が出来る便利さと、翌日配送可能というそのスピーディーなビジネスモデルでしょう。
このように一昔前とはスピード感が全く違う現在において、企業が成功するには、絶対にスピーディーで無ければいけません。
ところが、日本の多くの会社では、今でも無駄な決裁プロセスや、稟議書などの悪しき風習がはびこっています。
担当顧客に見積を出すだけなのにいちいち課長のハンコ、価格競争力のあるサプライヤーに変えるだけなのにいちいち稟議書、これらのプロセスのためにわざわざ時間をかけることほどアホらしいことはありません。
前職のトヨタグループの商社も、何をするにつけても非常に社内文書が多く、私はストレスが溜まりまくっていました。「こんなん時間の無駄やん」と。
トヨタくらい大きな会社であれば、商品力、ブランド力、内部留保があるので、もしかしたら動きがスローでも何とか持ちこたえられるかもしれませんが、中堅どころの会社は急速に競争力を失うでしょう。
私は世界トップクラスの半導体商社で働いていますが、決裁や稟議など全くと言っていいほどありません。例えば見積単価などは、数量ベースで全てシステムに登録されています。見積回答はメールベタ打ちで、5分で終わりです。
見積一つとっても、前職ではいちいち課長のハンコをもらって、PDF化して、印刷もしてファイリングして…とアホみたいに時間をかけてやっていました。懐かしい…。そういう会社、まだいっぱいありますよね。
先日、某有名鉄鋼メーカーのプロジェクトにアサインされている外資系コンサルの友人と飲んだ時に、彼が非常に嘆いていました。
「課長や部長が雁首そろえて集まって、一日中会議しているのに、何一つ決まらないんだよね。俺が問題点を指摘すると、やれそれは前例がない、やれそれをやるには技術部の承認が必要だって、こりゃあみんな話の早いPOSCO(韓国の鉄鋼メーカー)使うよ」と。
繰り返しますが、高度経済成長とは違い、供給が需要を上回っている今は、スピードが命です。スローな会社には見切りをつけましょう。そんな会社で働いているなら、今すぐ「転職すべき」です。
転職すべき会社の見極めポイント②:上司に決定的に嫌われている
リクナビNEXTの調査による退職理由第1位は「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」で23%です。
まあ、そうですよね。上司=会社と言っても過言ではないですから。上司からあなたが好かれていれば面白い仕事がどんどん回ってきますが、嫌われていれば、やりがいがあって自分のキャリアのためになる仕事は回ってきません。
残酷なことを言うようですが、上司も人間ですので、当然好き嫌いがあります。そんな私自身もマネージャーですが、嫌いな部下には絶対に面白い仕事はやらせません。好きな可愛い部下にお願いします。
私自身にも経験がありますし、あなたにもあると思いますが、一度相手に抱いた印象を変えることは非常に難しいです。あなたが上司から「こいつは出来る。可愛い。育ててあげたい」と思われているなら、とてもラッキーです。あなたがその上司を尊敬でき、さらに上司がビジネスパーソンとしても優れているならば、もっともっとラッキーです。あなたはどんどん面白い仕事を担当することができ、ビジネスパーソンとして成長出来ます。つまり、転職すべきではないといえます。
一方で、何かしらの不運により、あなたが上司から決定的に嫌われてしまっている場合は、転職した方が良いかもしれません。「かもしれない」と表現したのは、以下2パターンの場合は、転職をぐっとこらえ、働き続けた方が良い時もあるからです。
- 近いうちに上司と違う部署になる可能性がある(異動・転勤が定期的にある)
- 上司が、明らかにモンスター上司
1のパターンは、大企業に多いですよね。いくら上司に嫌われていても、定期的に部署異動があれば、その上司から解放されます。次に新しい上司とイチから良い関係を築けばいいわけです。
2のパターンは辛いですが、本当に10人中10人が認めるモンスター上司であれば、おそらく淘汰され消えていくはずです。(意外にもなかなか消えていかないのが、日本の会社の悪いところでもありますが…。その場合は当然転職すべきです。)
以上2パターンではなく、つまり部署異動の可能性も無く、上司がまともな人であるにもかかわらず、あなたが上司に嫌われている。そして、その修復がどうやら見込めなさそうな場合は、転職すべきです。
その原因は、上司からのあなたの仕事の評価が低いからかもしれませんし、ふとした時に発した一言かもしれません。そのあたりは人間対人間なので、予想するのが難しいですが…。
ご参考までに、私の感覚で部下に失望するポイントを記事にしましたので、もしご興味があれば読んでみて下さい。
「上司に仕事で注意をされた時、部下が絶対にやってはいけない3つのこと!」
上司は、あなたのキャリア形成において、非常に大きな意味を持ちます。残念ながら決定的に嫌われてしまっている場合は、素早く転職活動を開始して、新しい環境で頑張った方がベターです。
転職すべき会社の見極めポイント③:スキルが全くつかない
転職すべき会社の最後の見極めポイントは、あなたが現在いる会社で働くことによって得られるスキルがあるかないかです。今後働き続けても、何もスキルを得られないと思うならば、即転職すべきです。
この理由は至ってシンプルです。世の中に求められているスキルがなければ、リストラされた時に確実に満足のいく転職が出来ないからです。
「俺(私)の会社はいい会社だから、絶対にリストラなんてしない!」と思っている方もいるかもしれませんが、SHARP、東芝に20年前に入社した人もそう思っていたはずです。
リストラされるのは、一般的に人件費の高い40代〜50代で、家庭を持っているならば、最もお金がかかる時です。その時、世の中に必要とされるスキルを持っていますか?ということを常に自問自答しながら働きましょう。
あなたが40代、50代になった未来を想像した時に「この会社じゃあ何もスキルなんてつかないよ」と思うのであれば、今すぐ転職すべきです。
まとめ
「転職すべき会社を見極める3つのポイント! 外資系最年少マネージャーが教えます!」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ポイントを振り返りながら、以下にまとめます。
・転職すべき会社の見極めポイント①:無駄な決裁や稟議が多く全てがスロー
・転職すべき会社の見極めポイント②:上司に決定的に嫌われている
・転職すべき会社の見極めポイント③:スキルが全くつかない
月並みですが、常に自分の市場価値を考えながら、世の中に必要とされるスキルを磨いていくことが、キャリアアップのポイントだと思います。そして、そのようなスキルを磨ける会社を見つけて、出来るだけ若いうちから一生懸命働くことで、幸せなキャリアを築いていくことが出来ます。
そのように競争力のあるスキルを磨いていける会社は、やはり実力主義の外資系企業や、ベンチャー企業に多いと言えます。
私自身の経験から、外資系企業へチャレンジしたい方には、優良企業に太いパイプを持つJACリクルートメント、ベンチャー企業へチャレンジしたい方には、管理職候補や事業企画などのダイナミックなポジションに強みを持つパソナキャリアのご利用をオススメします!
今回の記事が、転職すべきか迷っているあなたのご参考となり、さらなるキャリアアップのきっかけになれば、とても嬉しく思います!!
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